干杯!donです。
黄酒が楽しめるお店を紹介します。今回は、吉祥寺の「中國菜四川 雲蓉(ユンロン)」です。
お店で黄酒を楽しんでみたい!という方はぜひご参考ください!
中華郷土料理店に10年勤務。黄酒専門店を4年運営。紹興酒の産地へ訪問したり中国酒関連の書籍を読み情報を収集。紹興酒専門blog「八-Hachi-」やYouTube「毎天干杯!」で中国酒情報を発信している。
今回訪問したお店『中國菜四川 雲蓉(ユンロン)』(吉祥寺)

四川料理をルーツにし、本場さながらのスパイシーな料理が多数。
シェフ北村さんの探究心が見事に表れていて、嘉州白宰鸡(四川古法よだれ鶏)や雪花鸡淖など現地の師匠から教わったという日本ではなかなか見られない古風な伝統料理なども飛び出します。
アクセス | 吉祥寺駅北口から徒歩6分

雲蓉は吉祥寺駅北口にある商店街「サンロード」を抜けてさらに離れた場所にありますが、徒歩で5〜6分というところです。
長年吉祥寺で愛されてきたハンコ屋さん「青雲堂」のすぐ右側なのですが、一瞬入り口がわかりづらいかもしれません。
ユンロンの店内の様子
合計12席。僕が行った日は貸切だったので普段どのような形なのか間違っているかもしれないですが、4名席×2、2名席×2なのかな?
カウンターはありません。
スタッフは2名で営業されていました。
ユンロンのメニュー概要
ランチは1,800円〜、ディナーはアラカルトからコースもあり。コースは6,600円、8,800円から20,000円まで用意されています。要事前予約。
料理は四川料理がベースですが、一般的な四川料理よりもローカル色が強かったり、伝統的なメニューがちらほら見受けられます。
キノコの名産地である雲南省と四川省のコラボメニュー、北村さんの奥さんの地元である吉林省の料理などカバーしている地方は幅広いです。

ユンロンの黄酒など酒メニュー紹介
黄酒のメニュー数は多くはありませんが北方、江南、南方と各エリアで揃っています。
北方では内蒙古の「百吉(バイジー)」。ミルクを原料とした非常に珍しい醸造酒です。
南方の黄酒は、福建省の「缸缸好(ガンガンハオ)」。半甜型で南方らしく甘口タイプですが個人的には好きな黄酒の一つです。ロックや冷やして楽しみたい!
ワインやビールなど通常の酒メニューはこんな感じです。
実際に飲んだ黄酒紹介
今回は、料理に合わせて王道の紹興酒「黄中皇(ファンジョンファン)を飲みました!

▼江南派黄酒「黄中皇」の詳しい情報はこちら!
ユンロンで食事をした感想
北村さんの料理は、見た目はお馴染みの四川料理で豪快ですが、食べてみるとさまざまな風味が口の中で優しく弾けるところに丁寧さ、誠実さ、緻密さを感じます。
この日は、王道の麻婆豆腐が珍しくなるぐらい、マニアックなコース内容。ドクダミの根を使用したり少数民族の料理が混じっていたり。
以前に黄酒イベントを開催したとき、参加されたみなさんもこの絶妙な味、触感のバランスに感動されている方が多くいらっしゃいました。一味違う四川料理が楽しみたいときには、ぴったりといえるでしょう。
「中國菜四川雲蓉」の店舗情報
店舗名 | 中國菜四川 雲蓉(ユンロン) |
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住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-14-1青雲堂右側 |
電話番号 | 0422-27-5988 |
アクセス | JR中央線吉祥寺駅から徒歩5分 |
営業時間 | 11:30~14:30(LO13:30) 18:00~22:00(LO21:00) <蔓延防止措置期間> 11:30~14:30 18:00~21:00 |
定休日 | 月曜日ランチ・火曜日・水曜日 |
HP | 公式HP |
まとめ
ベースは四川としながらも、ルーツに軸を置いた本格中華料理が楽しめる吉祥寺のユンロン。
ユンロンに行かれるならば、”ガチ”な中華料理と黄酒のマリアージュをぜひお楽しみください!